逃亡医F/ネタバレ13話 原作漫画感想!藤木を救った競走馬がピンチ!旧友 富樫は味方か?

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成田凌主演ドラマ『逃亡医F』の同名原作漫画、第13話のネタバレをご紹介します!

<『逃亡医F』漫画第12話のおさらい>

都波に会うことができなかったことで東京に戻ることを烏丸に提案する藤木だったが、帰りの列車には烏丸だけを乗せて見送った藤木。
そんな中で列車に乗車している都波を発見し、追おうとするが列車は出発してしまう。

都波の行先が分かった藤木は、朝までに何とか追いつこうと近くに停まっていた競走馬を運ぶトレーラーに同乗させてもらうよう頼み込む。

途中検問に止められるが理花が機転を利かせたおかげで藤木は難を逃れたが、藤木が警察を避けている理由を明かさないことで信用できない兄が車から降りるよう言い渡す。理花に感謝を伝える藤木だったが、搬送していた競走馬の病気が発覚し、近くに動物病院もないことでトレーラーは動くことができず途方に暮れる兄妹に背を向け、藤木は立ち去っていってしまった。

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『逃亡医F』第13話ネタバレ:藤木を救った競走馬がピンチ!昔の仲間の協力で救助はできるのか?

藤木は、息を切らせて浜田中央総合病院に辿り着いた。
「ったく……お前の猪突猛進ぶりは学生の頃とちっとも変わってないな。俺が当直でなけりゃどうするつもりだったんだ、藤木よ」
その病院には医学生時代の仲間が勤務していた。

「すまん富樫、近くに来るまでここがお前の故郷だったことすら忘れてた。それに…」
そう言いかけた藤木に富樫が言った。
「前もって連絡すれば俺が警察に通報するとでも思ったか?知ってるさ、お前が警察に追われてることぐらいはな。なぁ、あれは本当にお前がやったことなのか?」
そう言う富樫に藤木は強く否定した。
「違うっ!信じてくれとは言わないっ、だが事情があってお前にも話せないが俺は誓って潔白なんだっ!」
すると富樫はあっさりとした態度だった。
「いいさ、お前がそう言うのならそうなんだろう。それにしても…、こいつぁ難題だぜ」
藤木の「…やっぱり、無理か?」の問いに富樫は「そうは言ってない」と笑みを浮かべた。

――――――――――――――――――

馬匹搬送車では理花が兄に話していた。
「連れて帰ろう兄さん…。小倉に行けばこの馬はどうせ薬殺されちゃう…、だったら生まれ育った牧場で死なせてあげようよ。お願い…この馬だってきっとそれを望んでる」
「難産で一時は諦めかけたこの馬を取り上げたのも、飼い葉の食いが悪かったこの馬をここまで大きくしたのもこの私。だから最期を看取るのもこの私の役目なの」

理花の言葉を聞いた兄は理花を尊重した。
「わかった、お前の言うとおりだ。だが勝手に連れ帰るわけにはいかない。とにかく厩舎と連絡を取ってみる」そう言って電話をしようとするが、兄の携帯電話はバッテリー切れだった。

――――――――――――――――――

浜田中央総合病院では藤木と富樫が裏口から何かを運び出そうとしていた。
「あら、富樫先生そんな物運び出してどうするんですか?」
看護師に見られていた富樫が慌てて看護師の口を抑える。
「シ――――ッ、シ――――ッ、シ――――ッ!」

――――――――――――――――――

携帯電話のバッテリーが切れている兄は連絡手段を考えていた。
「いいか理花、俺は公衆電話を見つけて小倉に連絡を取ってくる。お前は俺が戻るまで運転席で横になっているんだ」
理花が「でも…私が側にいないとウィンディが…」と言い返そうとしたが兄に「ダメだ」と制止される。
「牧場に戻ることになりゃお前はアイツに付きっきりになる、その前に体を休めておくんだ、いいな!」
兄は車を離れ、理花は運転席で横になって祈っていた。
(神さま…お願いです、あの馬を助けてください)

――――――――――――――――――

病院を抜け出した藤木は富樫が運転する車に乗っていた。
「本当か?本当に都波先生がお前の病院に?」藤木は富樫の話を訊き返していた。
「ああ、昨夜いきなり訪ねてきてな、最終電車で浜田に着いたもんの宿がないといって転がり込んできた。あの人らしいだろ」
そういう富樫に「それじゃ…今も病院に?」と藤木が訊く。
「いやそれが、お前が来る前に始発で九州に向かうって言って出て行った。お前、都波先生に何か用があるのか?始発にはギリギリ間に合うかどうかだがどうする?
考えてみりゃおかしいと思ったんだ、昔の知り合いが二人も相前後して顔を見せるなんてな…、でどうするよ、駅へ行くか?」
富樫が都波の足取りを知っていたが、理花たちをそのまま見捨てることができず、藤木は「このまま行ってくれ」と馬匹搬送車へと向かった。

――――――――――――――――――

馬匹搬送車の運転席では理花が横になって眠っていた。
「兄さんの姿が見えないがこのまま眠らせておこう」
藤木がそういうと富樫が心配して藤木に確認した。
「いいのか?無断で手術なんかしてもし失敗したらコトだぜ。地方とはいっても競争馬ともなりゃ何百万はするだろ」
すると藤木は「同じだ、このまま放っておけばどうせ薬殺される」と答えた。

富樫はそんな藤木の行動に疑問を感じていた。
「それにしてもどうしてお前がここまでしなきゃならないんだ?都波先生を追ってるお前にそんな余裕はないだろう」
藤木は「俺はあの女性とウィンディホマレに借りがある」と答えた。

藤木は、ここに来るまでに警察の検問を受けた時に理花とウィンディに助けてもらったことを話した。そしてその借りを返さなくちゃいけないという思いを富樫に明かした。
そして、ウィンディが病気だとわかった時の理花の悲しそうな顔を見た時に、何があっても助けてやろうと思っていた。

――――――――――――――――――

藤木と富樫の二人は、病院から持ち出した内視鏡手術用の機器を使って、ウィンディの手術を開始した。二人とも内視鏡で馬を手術するのは初めてだったが、人間と同じ哺乳類ということで、普段と同じ手順で手術を進めた。

腹腔鏡でモニターしながら患部を見つけるのにも身体が大きい分大変な作業だった。
患部とモニターすると腸管がひどく癒着しているため内視鏡では処置が難しい状況だった。富樫は「開腹に切り替えた方がいい」と藤木に提案したが、藤木は開腹手術はしないことに拘っていた。
「ダメだ、開腹すればウィンディはもう走ることができない」
(やるっ、やってみせる、慎重…かつ大胆に…、穿刺針を自分の指と同化させることに集中するんだ)

手術をサポートしていた富樫は驚きを隠せない。
「い、いいぞ、どんどん剥がれてきている。ふ…藤木、お前…、いつの間にこれほど腕を上げたんだ」

――――――――――――――――――

「起きろ、理花!」
兄の声で理花は目を覚ました。
「いいから来てみろ、俺も自分の目が信じられんのだ」

ウィンディホマレは、しっかりと自分の脚で立ち飼い葉をガツガツと食べていた。
結局兄は公衆電話を見つけることができず、車に戻ってきたらウィンディが元気になっていたのだ。
(よかった…、もう大丈夫なのね)
理花はウィンディを撫でながら嬉し涙を流した。
「くそぉ、驚かせやがって、おかげで寿命が十年は縮んだぜ」と悪態をつく兄に理花が声をかけた。「兄さん…この孔…、小さい傷跡みたいな…、あ、ここにもある…」
すると兄は傷については気にしていない様子だった。
「なに!?外に連れ出した時に何かに当たりでもしたのさ。そんな傷なら牧場でもしょっちゅうだったろ。それよりこいつの喰いっぷりはどうだ、一時は神も仏もないと思ったのによ」
(そうよ、きっと神さまが助けてくれたんだ、そうに違いないわ)
理花はそう思っていた。

――――――――――――――――――

駅のホームにいた藤木に富樫が語り掛ける。
「やっぱり行くのか」
藤木は「ああ、お前にはすっかり迷惑をかけてしまったな」と富樫に詫びた。
すると富樫は「いいってことよ、それよりお前…懐が寂しいんだろ。俺のサイフだ、大して入っちゃいない。次に会った時、返してくれればいいさ」
と言って財布を差し出した。
そして「気をつけてな、広い九州であの変わり者を見つけ出すのは骨だぜ」と藤木を気遣った。
「覚悟の上だ、俺はどうしても都波先生を見つけなきゃならない」と藤木は答えた。

発車した列車の藤木を見送りながら富樫は思った。
(藤木よ、お前の猪突猛進ぶりともう一つ、学生の頃とちっとも変わってないトコがあったっけ。それは行きずりの馬を放っておけず一生懸命になれるお前の優しさだ。だからこを俺は何も聞かずに待つことにする。お前が身の潔白を晴らす日が来るのをな)

『逃亡医F』漫画第13話 感想

一時はトレーラーを離れた藤木でしたが、やっぱり戻ってきましたね。
でもどうせなら、こそっと離れるんではなく理花と兄さんにも話した上で行けばよかったように思います。お兄さんの携帯の充電切れで、止まっていたから良かったものの、充電が大丈夫だったり公衆電話が近くにあったりしたら、厩舎に戻って走り出している可能性もあったはず。いくら猪突猛進といっても、いつか大きなミスが起こりそうでちょっと怖いです。とにもかくにも、ウィンディが無事でよかったし、理花ちゃんにとっても良かったですね。

そして都波先生!神出鬼没ですね。あんな人がいたら本当に見つけるのは至難の業な気がします。
富樫さんとは会っているようですが、番号も知らないってことはやはり携帯電話は持っていないのでしょうね。
とにかく、九州に向かって追いかけるしかなさそうです。

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