逃亡医F/ネタバレ12話 原作漫画感想!烏丸を振り切った藤木が都波と接触チャンス!?

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成田凌主演ドラマ『逃亡医F』の同名原作漫画、第12話のネタバレをご紹介します!

<『逃亡医F』漫画第11話のおさらい>

画家・白井のお陰で都波の足取りを掴むことができた藤木。
都波からの連絡で待ち合わせをするが、白井の不調により藤木が代わりに絵を持っていくことに。
絵を受け取ろうとすると白井を訪ねると、急性閉塞隅角緑内障の発作で倒れていた。駆け付けた救急隊に同行した藤木が手術を施し白井は失明を免れた。

都波との待ち合わせ時間に間に合わないと考えた藤木は、自分の代わりに烏丸に待ち合わせ場所に向かわせるが、都波は警察官からの職務質問により待ち合わせ場所を離れてしまい二人は入れ違ってしまう。

都波を見つけることができなかった烏丸は、駅を出た電車に都波が乗り込んでいるものと思い、それを聞いた藤木は絶望した。

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『逃亡医F』第12話ネタバレ:烏丸を振り切り再び都波との接触チャンス!藤木は会うことができるか?

都波と出会うことができなかった藤木と烏丸は、ラーメン店に入り今後について話していた。
「東京へ帰る?」
「ああ、都波先生を見失った以上ここにいても意味はない。君だっていつまでも研究所を休んでいるわけにはいかないだろう。それに八神先生の様子も知りたい。君が一緒なら俺が研究所内に入ることもできるハズだ」
藤木は、今から米子行きの最終列車に乗車し、米子空港から明日の第一便に乗ることを提案する。

――――――――――――――――――

その頃、都波は警察官による不審者疑惑が晴れてやっとのことで職務質問から解放されていた。

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藤木と烏丸は、米子行きの最終列車に乗るため、出発を知らせるベルが鳴る駅の階段を駆け上っていた。
「飛び乗るんだ、まだ間に合う!早く!」そう言って藤木は烏丸を支えながら列車に押し込む。
列車のドアが閉まり、烏丸が振り返ると藤木はホームにいた。
「ああああああっ!?」「バカッ!この大噓つきっ、人でなし~~ッ、よくも騙したわね!」
烏丸は窓から外を見ながら叫んでいるが列車はかまわず発車した。
(すまない、けど俺はまだ東京に戻るわけにいかないんだ)

藤木は烏丸を乗せた列車を見送った後ホームのベンチに座り考え込んでいた。
(これで厄介者はなんとか片付いた、しかしこれからどうすればいいんだ…)

すると向かいのホームに停車していた列車内に都波の姿を発見した。
(な…都波先生!)
(バカな…、都波先生がまだこの出雲に居たなんて…)
出発を知らせるベルが鳴ると列車はすぐに発車した。
「ま、待てっ!待ってくれ!」

電車は出発してしまったが、都波が浜田までの切符を買ったと駅員から聞き出すことができた。しかし、この後の列車は一駅先止まりで浜田行きは朝まで待たなければないという。

――――――――――――――――――

藤木は何としても今夜中に浜田に行き、都波先生と出会うチャンスにかけて、車道に立ち、道行く車に乗せてもらおうとヒッチハイクを頼りにしていた。

藤木は少し離れたところの路肩で停車しているトレーラーを見つけた。近寄ってみると運転席には誰も乗っていなかった。
(妙だな、こんな林しかない場所に駐車して)
辺りを見渡していると何かが藤木の頭に嚙みついた。
「ぎゃあああああっ」
思わず悲鳴を上げて腰を抜かしてしまった藤木の目の前に突然女の子が現れた。
「し――――――――――っ!ウィンディホマレが驚いちゃう」
すると今度は男が近づいてきて女の子に話しかけてきた。
「どうした理花」
「この人、ウィンディホマレを見て腰抜かしちゃったの……」
「ふ~ん、ニイちゃんここで何してるんだ?」
男に訊かれた藤木は「あ、あなたたちこそこんな場所でいったい何を?」と訊き返した。

男の話によると、トレーラーは競走馬を運ぶ専用トレーラーの馬匹搬送車で、九州の小倉競馬場への搬送途中とのこと。そこに乗せていたウィンディホマレという名前の馬を気分転換させるために外に出していたという。

藤木はウィンディホマレに懐かれている様子で「それじゃ途中浜田市を通るんでは?」と聞くと「お、お願いします、俺を浜田まで同乗させてくださいっ!」と頼み込んだ。

――――――――――――――――――

何とかトレーラーに同乗させてもらうことができた藤木は、道で二時間も立っていたこと、電車がもうなかったこと、タクシー代も持っていなかったことなどを車の中で話していた。

「そりゃあ無茶ってもんだぜ、近頃は物騒だからな。若いネエちゃんならともかく見ず知らずの野郎を乗せるような事があるハズねえ」
そう言った男に藤木は「でも…、あなたたちは乗せてくれた」と返した。すると男は「ウィンディホマレのおかげさ」と言う。

ウィンディホマレという馬は、人見知りが激しくて滅多な相手に愛想を振りまくことはないが、藤木に対してはベタベタだったという理由から、妹の理花が悪い人間じゃないと思ったという。

3人とウィンディホマレを乗せたトレーラーが走っていると道の途中で検問をしていた。藤木は無意識に首に巻いたマフラーで顎を覆うように隠したが、理花はその行動に気付いていた。

――――――――――――――――――

「なにかあったのかい?」
男が訊くと検問の警察官は「ああ、ちょっと事件でね。乗っているのは……」と車内を覗き込んだ。男は「ああ三人だ、俺と妹とそれから…」というと続けて理花が「私の……すぐ上のお兄ちゃん」と小さな声を出した。
警察官は「ふ――ん、三人兄妹か…、あまり似てないな…」と言い何か考えているようだった。その時「ヒ――――ン!!」と後ろからウィンディホマレの鳴く大きな声が聞こえた。
「な、なんだね今の音は?」という警察官に男は答えた。
「あ、ああ馬だ。小倉競馬場まで競走馬を搬送している途中さ、見るかい?機嫌が悪そうだから暴れて蹴飛ばすかもしれないが」

トレーラーの内側からは「ドカッドカッ」とウィンディホマレが壁を蹴る音が聞こえてくる。警察官は「い、いや遠慮しとこう。協力ご苦労さん運転に気を付けて行ってくれ」と言って道を通してくれた。

ドライブインで休憩している時、男は藤木に訊いてきた。
「ウィンディに助けられたな…、訳ありと言ってたが…あんた何か警察を避けなくちゃならん理由でもあるのか?」
「お前もお前だ、何で兄妹なんて嘘をついた?」
そう言って男は理花にも訊ねた。

藤木は重い口を開いた。
「すみません、俺が悪いんです……、でも信じてください、俺が警察を避けているのは確かだけど、それには理由があるんです!」
「だから…、その訳ってヤツを…」男が訊こうとすると理花がボソボソと何か言っている。
男が訊き返すと理花は「ウィンディが…、懐く人に悪い人はいないわ」と言っていた。

腑に落ちない男は藤木に「ここで降りてくれ、浜田まではもうすぐだ、歩いても行ける」と伝えてドライブインの外に出た。理花は小さな声で藤木に「ごめんなさい……」と伝える。
藤木はそんな理花に感謝を伝えようとした。
「いや、詫びるのはこっちさ。ここまで同乗させてもらえただけでも感謝して…」
そう話していると男が「た、大変だ!」と声を上げて店内に戻ってきた。
「ウィンディホマレの様子が……おかしいんだ!」

それを聞いた理花がトレーラーに急いで駆け寄った。トレーラーの中でウィンディホマレは横になり倒れていた。
「くそっ、搬送前から少し変だとは思ってたんだ、飼い葉を吐いている」
そう言う男に藤木は「寝てるんじゃないんですか?」と聞いた。
「馬は普通立ったまま寝る、横になるのはどこか具合が悪いんだ」
男が教えると「どいてお兄ちゃん!」と後ろから理花が馬の後ろに横たわり右腕を馬の肛門にねじ込んだ。

理花はハッと何かに気づき腕を抜いた。
「気づかなかった……この子…、お腹にデキモノがある……」
そう言った理花に男は「何だと?」と表情をこわばらせた。
「デ、デキモノって?」藤木が男に質問すると男が教えてくれた。
「ああ、人間でいえばガンだ。最近飼い葉の食いが悪いから気にはなってたんだが……」

「だったらどうすれば?」藤木が訊いた。
「人間と同じだ、腹を切ってデキモノを除去するしかない……だがそれで命が助かったとしても……」男がそう言うと、今度は理花が「この子はもう終わり……」と涙を流した。

男が言うには、切腹すればレースには出られなくなり競走馬としては生きていけない。
そして走れなくなった競走馬は殺されるしかない、と教えるとどうしていいか分からない様子だ。
「くそっ!なんてこった、これじゃあここから動くこともできん」

理花が動物病院が近くにあるか訊いているが、馬を診てくれる病院はあるはずないと男は言う。その様子を見ていた藤木は、その場からスッといなくなった。

その後ろ姿に気いた男は思わず言葉を吐き捨てた。
「あいつ……、車が動けなくなったらサッサと退散か…。ふん、ウィンディが懐く人に悪い人はいないってか…」

『逃亡医F』漫画第12話 感想

ん~~~、惜しかったですね!
あと一歩で都波先生に会うことができたのにもったいない。
藤木の精子が欲しいという目的があるものの、烏丸は力になっていると思います。
藤木は持ち合わせが少ないと言っていたので、おそらくホテル代もラーメン代も烏丸が
出してくれていたはず。
それなのに藤木は烏丸を厄介者扱いするのはちょっとヒドイ気が…。というか、そんな状況でこれから一人でどうするつもりだったのでしょうか。

そして、検問の場面では馬に救われるという奇跡。「情けは人のためならず」でこれまでの良い行いが、自分に返ってきた瞬間だったのでしょうか。
そして、そんな馬(ウィンディホマレ)の危機に直面!
果たして藤木は馬をも病気から助けることができるのでしょうか…。

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