逃亡医Fドラマ原作ネタバレ5話 漫画感想!交通事故から救われた健太と入院した藤木の危惧

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成田凌主演ドラマ『逃亡医F』の同名原作漫画、第5話のネタバレをご紹介します!

<『逃亡医F』第4話のおさらい>

喫茶店を手伝っていた藤木を追っていた刑事の志水が接触に成功し、ついに藤木を追い詰めようとしていた。

喫茶店マスターの富樫は、亡くなった息子に藤木が似ていたことから志水から藤木を庇っていた。

志水から狙われいていた藤木を逃がそうとしていた時に富樫は急性心筋梗塞の発作により倒れてしまう。駆け付けた救急隊員に任せようとするも、救うために必要な薬の投与は医師でなければできないと言われ、その場に駆け付けた志水にも追い詰められるが、
富樫の「この男はワシの息子なんだ」という言葉により藤木の手で投薬することができ一命をとりとめた。また、富樫に負い目を感じていた志水は「ワシから息子を取り上げないで」という富樫の言葉により、それ以上藤木を追うことを諦めた。

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『逃亡医F』第5話ネタバレ:交通事故から救われた健太くんと入院を余儀なくされた藤木の危惧

藤木は新幹線を使い、初めて来た街に逃亡先を移していた。
初めての街を歩いていた藤木は男とぶつかり「気を付けろバカッ!」と怒鳴られていた。

街のビジネスホテルで宿泊しようとしていた藤木は、フロントで金を払おうとするが財布が見つからない。先程、街でぶつかってきた男に財布を抜かれていたのだ。
ポケットに入っていた小銭しか金を持っていない藤木は、ホテルへの宿泊を諦めた。

どうしようか途方に暮れていた時に「待ってッ健太!」と女の声が聞こえた。
すぐ横で道路に飛び出そうとしている子どもを止めようとする母親の声だった。

道路では車が走ってきて子どもはぶつかりそうになっていた。
(危ない!)と感じた藤木は、道路に飛び込み子どもを抱えて倒れこんだ。
「バカ野郎っ!死にてえのかっ!」車の運転手は怒鳴っていたが、藤木は間一髪で子どもを助けることができた。

母親が心配そうに駆け寄ると、大きな声で子どもに呼びかけている。
「大変だわっ、健太っ!しっかりして健太!」

藤木が子どもの方を見ると、怪我もしていないのに子どもの唇が真っ青になっている。
「恐らく今の出来事でショックを受けたんだろうが、これほど強いチアノーゼを示すのはいったい…」
不思議に思う藤木に母親が教えてくれた。
「この子、心臓に問題があるんです。今も病院に行く途中だったんです。」

藤木は立ち上がろうとしたが、足に激痛が走った。しかし、藤木はまずは子どものことを優先するべきと考えた。
「僕は大丈夫です、それより救急車を手配してください。早くお子さんを病院に連れていくんです。」
藤木が子どもの胸に耳を当てて状態を把握しようとしていた。
(子どもだとしても異常な心拍数だ、これは・・・)

――――――――――――――――――

ある居酒屋で新聞社のデスクと新聞記者の二人の男が食事をしていた。
デスクの男は、辞職願を手に「こんなもの俺は認めんぞ松田」と相手の男に話す。

「記事を書かない新聞記者を飼っておく余裕はウチにはないはずです」
新聞記者の松田は、デスクの男に言葉を返したが、デスクの男は松田に訊き返す。
「やめる理由は例の記事のせいか?お前が記事を書かなくなったのはアレからだからな。俺だってお前の気持ちが分からんわけじゃない。なにしろ自分の書いた記事が原因で人が一人死んだんだ。しかもその記事は誤報だった。しかしあれはお前が悪いんじゃない、結果として誤報にはなったが、あの状況なら俺だって同じ記事を書いた。」

松田は、電車で痴漢を働いた女子高教師の事件を新聞記事にしていたが、教師は無実であり、汚名を着せられたまま自殺していたのだ。

デスクの男は、松田が書いた誤報記事は仕方ないものとして、有能な新聞記者の松田を引き留めようとしていた。
「辞めてどうするんだ?健太くんの病気のことだってあるだろう。勘が戻るまで当分警察回りだ、いいな!」
そう言うとデスクの男は「この件はしばらく俺があずかっておく」といって辞職願を破り捨てた。

――――――――――――――――――

市立H中央総合病院では、藤木が痛めた足を診察してもらっていた。
X線写真を見て骨折ではなさそうだという医師に対して藤木が言葉を挟む。
「スミマセン、ちょっと見せてもらってもいいですか?」
藤木がX線写真を手に取り「痛む個所からひょっとしたらジョーンズ骨折でもあるかと思ったんですが、どうやら大丈夫なようですね」というと、医師は藤木に言った。
「ふ~ん、やっぱりあんた医者だったんだな」
医師は、藤木が助けた子供への処置を救急隊員に指示しようとしていたことを聞いており、ただの素人ではないことに疑っていた。それが、X線写真を見てからの藤木の発言で医者なのではないかという確信に変わった。
診察していた医師は、藤木の足の状態について一通り説明した後、靭帯の損傷という診断により看護師に入院の手続きをするように指示した。

――――――――――――――――――

H中央警察署では、新聞記者の松田が記事のネタを探していた。すぐそばで、取り調べを受けている男に気付き、警察官に何かを訊ねると「なに、ケチなスリさ」と教えてくれた。

松田は、置いてあった免許証を手にとり考察を始めた。
「藤木圭介・・・住所が東京ってことは被害者は旅行者か」

そんな松田を見て取り調べをしていた刑事が注意をした。
「おいおい困るな松ちゃん、まだ取り調べ中なんだからさ」

その時、新聞社のデスクから松田に電話が入った。
「なんですって嫁から!?」

――――――――――――――――――

市立H中央総合病院では、入院手続きを終えた藤木がベッドで、救急車で病院に運ばれた健太の母親と話していた。
「良かった、看護師さんに聞きましたがお子さんは落ち着いたようですね」
母親は藤木にケガをさせてしまったことを気にかけていた。
「ええ、取りあえず入院させることになりました。でも鳴海さんにはお世話になったばかりか、こんなケガまで負わせてしまって・・・本当に申し訳ありませんでした。」

藤木は気にしないよう母親に語り掛けますが、自分の問題について相談した。
「実は恥ずかしいんですが入院費の持ち合わせがないんです。それに旅先で保険証も持ってないし」
母親は快くそういう藤木の力になろうとしてくれた。
「それならご心配いりませんわ、もとはと言えば健太を助けてくださったためにケガをされたんですから。治療費は私どもが持たせていただきます。」

「いや、そうはいきません」
母親の好意が少し行き過ぎな気がした藤木は断ろうとしたが、母親も引こうとはしなかった。
「そうさせてください、主人ともようやく連絡が取れたんですが同じことを言うはずです」

新聞記者の松田は、タクシーから降りて市立H中央総合病院へ急いだ・・・。

『逃亡医F』第5話 感想

藤木が自分の怪我で診察されている時でも、自分で判断しようとする姿に人間らしさを感じました。
自分が医者であることを隠そうとしている一方で、困っている人がいるとつい医者としての行動をとってしまう。自分が追われているという立場を忘れ、医者としての自分が出てしまうというところが、天才外科医でも抜けているところがあるようで人間味を感じ親近感が持てます。

藤木が助けた子どもと、新聞記者の松田の子どもの名前が両方「健太」でしたね。
また、松田は警察署で藤木の免許証を見かけているので、次回の展開で繋がりが明らかになりそうですね。ん~、次が気になる!

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