逃亡医F原作漫画27話ネタバレ感想!小峰の特殊メスが浩子を救う?妙子は目覚めるのか?

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成田凌主演ドラマ『逃亡医F』の同名原作漫画、第27話のネタバレをご紹介します!

<『逃亡医F』漫画第26話のおさらい>

八神に捕らえられていた藤木を烏丸が救い出す。
何とか危機を脱した藤木は長谷川に真実を確かめに向かった。
長谷川に会うことができた藤木だったが、浩子の難病は自分の手術が原因だったと告げられショックを受ける。

犯した罪を証言するつもりはないという長谷川の言葉を聞いた藤木は、逃亡生活を続けることを覚悟した。

しかし、藤木は浩子の病気を何とかしようと情報を調べた上で病院から浩子を連れ去った。

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『逃亡医F』第27話ネタバレ:小峰の特殊メスが浩子を救う?峰専務の策略!妙子は目覚めるのか?

藤木と烏丸は房総台消化器センター病院に訪れていた。
烏丸は病院から見える海を眺めていた。

「へえ、見晴らしの良い病院だね」
烏丸が藤木に声を掛けるが、藤木は考え事をして思い悩んでいた。

「―――ったく、景色でも眺めて息抜きしなよ、こっちまで落ち着かない」
「え?」
「先輩の奥さんの検査結果が心配なのはわかるケドさ」
「………………」

外を眺めた藤木が何かに気付いた。
「まさかあの船は…」
「知ってる船なの?」
「ああ、以前雇われ船医として乗り込んでいたことがある」
「ふ~~~ん」

二人が会話しているとガチャっとドアの開く音に振り向いた。
「先生…」
「診させてもらったよ。確かに腹部の臓器全体に偽粘液種がビッシリと癒着しているね。ここまで癒着が激しいと臓器も一緒に切除しなくちゃならないから関東学館医大の東条教授が手術できないと言ったのも無理はない」

藤木は、房総台消化器センター病院の医師・小峰に浩子の検査をお願いしており、その検査結果が出たのだ。
「そ…、それではやはり…」
「ただし、それは従来からの手術の場合だ」
「え?」
「私が考案した手術法なら臓器を残したまま偽粘液種だけを切除することができる」
「ほ、本当ですか!?」
「うん、患者さんにもそう説明しておいた。それで…どうする?」
「どうするとは…」
「偽粘液種によって肝機能の低下が激しいんだ。消化器官もほとんど機能していないし、できれば今すぐにでも手術に踏み切った方がいい。幸い私は今日体が空いている、もし君が介助してくれるなら手術室を抑えるが……」
「待ってください、僕を先生のスタッフに加えてくださるというんですか?」
「消化器外科の専門医ですら気付かない私の論文を見つけ出した君だ、たぶん手術にも立ち会いたいんじゃないかと思ってね」
「お、お願いします!」

藤木は浩子の手術をしてくれる小峰の介助をすることになった。

――――――――――――――――――――

長谷川は自宅におり、病院から消えた浩子の行方を案じていた。
(何処に…何処にいるんだ浩子……まさか手術ができないことに絶望してバカなことを……)

その時、長谷川の携帯電話が鳴った。
「もしもし浩子か!?」

長谷川の電話の相手は藤木だった。
「藤木?」
「先輩…事情は後で説明します。とにかく落ち着いて僕の話を聞いてください」

長谷川は電話越しに藤木が話す手術方法について耳を傾けていた。
「本当か?本当に浩子の手術ができると言うんだな?」
「嘘じゃありません、奥さんにも説明してあります、だから…すぐにこの病院に来てくれませんか」
「分かった!千葉にある房総台消化器センター病院だな、すぐ行く!」

――――――――――――――――――――

峰専務と佐々木常務は、車中で浩子が消えたことについて話していた。

「何ですって!?長谷川の女房が病院から消えた!?」
「そうだ、東条教授からそう連絡があった」
「ど、どういうことでしょうか……。まさか!病気を悲観してバカな真似をする気では…」
「それならそれで好きにさせておけばいい、どうせ助からんのだ」
「は、はぁ…」
「それより問題は長谷川の方だよ」
「と…、仰いますと?」
「決まっとるだろう、あの男は気が弱そうだからな……もちろん東条教授を通じて女房の病気は藤木のせいだと伝えてあるから、女房がくたばったところですぐに裏切るような真似はせんだろうが、万が一ということもある」
「た、確かに…」
「藤木にうまいこと丸め込まれれば何を言い出すかわからん、二人が接触することを何としても防ぐんだ」
「しかし…、どうやって…」
「警察を使えばいい、藤木はお尋ね者なんだ、ヤツが長谷川とコンタクトを取ろうとしていると密告してやれば警察が黙ってはいまい」

二人は、浩子の心配よりも長谷川が藤木に証言をすることで
イースト薬業、岡部薬品が犯した悪事が表沙汰になることを恐れていた。

――――――――――――――――――――

房総台消化器センター病院には長谷川が到着して藤木と対面していた。

「ほ、本当なんだな藤木?」
「ええ、小峰先生が考案された新しい手術法です。奥さんが偽粘液種だと聞いて、以前にどこかの医学雑誌で目にしたことを思い出したんです」
「任せてください、ご主人の承諾書さえいただければすぐに手術に入るつもりです」

希望の光が差した長谷川の目には涙が浮かんでいた。
「お、お願いします、浩子を…、家内を助けてやってください!」

――――――――――――――――――――

城西警察署では、刑事たちが藤木の情報を共有し合っていた。
「タレコミ?」
「ああ、素性を明かさないまま切っちまったがね、藤木が岡部薬品の長谷川という人物と接触していると言っていた」
「岡部薬品の長谷川?」

「そいつは藤木の医大時代の先輩だ」
「ア、アンタ…いつの間に?」
刑事が振り返るとそこには八神が立っていた。

「誰も見咎める者はいなかったのか?」
「フン、どいつもこいつもボンクラ揃いばかりだからいつまで経っても藤木を捕まえられないんだ」

タレコミの話を聞いていた八神が、藤木を逮捕できない警察を罵倒した。

「いいか、誰の密告か知らんがその情報は的を射ている」
「なぜアンタがそう言い切れるんだ?」
「お前さん達と違って俺は藤木の行方を真剣に追っているからな、ヤツがその長谷川って男に会おうとしてるってことぐらい承知してるさ」

八神は警察よりも自分が情報を持っているのだと威圧した。

――――――――――――――――――――

房総台消化器センター病院では、浩子の手術が始まろうとしていた。
藤木は小峰医師に手術のレクチャーを受けている。

これまで不可能と言われていた腹膜偽粘液種の手術を可能にした秘密は、小峰医師が考案した特殊なメスのおかげだった。
それはメスの先端にボール形状のあるボールチップメスと呼んでいるメスだった。

このメスを使うことで、偽粘液種を剥がす際に臓器まで傷つける恐れがある通常の電気メスとは違い、臓器を傷つけることなく偽粘液種のみを剝ぎ取ることができるのだ。

――――――――――――――――――――

岡部薬品の社宅には長谷川を訪ねて刑事が向かっていた。
長谷川の部屋のインターホンを押すが反応がない。
「留守のようですね」

隣人が刑事に声を掛けてきた。
「長谷川さんならお出かけですよ」
「どちらに行かれたか分かりませんか?ちょっと急ぎの用があって連絡を取りたいんですが」
「何でも奥さんが手術をなさるんだとか」
「手術?病院はどこです?」
「呼び寄せたタクシーに房総の病院に行くように言ってたわ。そう…確か房総台消化器センター病院」
「ありがとうございます!」

長谷川の行方の情報を掴んだ刑事たちは礼を言ってすぐに車に駆け込んだ。

――――――――――――――――――――

房総台消化器センター病院の待合室では、落ち着きのない様子の長谷川に烏丸が苦言を呈した。

「ちょっと……気持ちは分かるケドさ、冬眠前の熊じゃあるまいしもう少しじっとしていたらどうなの!」
「そんなわけいくかッ、君は他人事だからのんびりしていられるんだ」
「うわぁ、身も蓋もない。あんたの奥さんが助かるかどうかでセンセの将来も決まるんだから……」
「センセ?藤木のことか?君たちはどういう関係なんだ?」
「関係ねぇ、一口じゃ説明しにくいんだけど…」

長谷川の質問攻めに烏丸が答えようとしていると手術室前のドアが開いて出てきた藤木に長谷川が駆け寄った。

「藤木…、どうだったんだッ手術は…、手術は上手くいったのか!?」
「偽粘液種は全て切除できました、もちろん臓器にも傷一つついていないはずです」
「ほ、本当なんだな?浩子は…浩子は助かったんだな!?」
「ええ、ただ……開腹して分かったんですが奥さんには卵巣腫瘍が見つかったんです」
「卵巣腫瘍だと!?」
「不妊に悩んでいたのもおそらくそれが関係していたんだと思います。もちろん腫瘍は切除しましたからそっちも心配ないです」
「あいつが卵巣腫瘍に…」

二人が話していると手術室から小峰医師が出てきた。

「そうです、ご主人は以前の虫垂切除が偽粘液種の原因だとお考えらしいが原発巣はこっちの方でしょうね」
「し、しかし…東条教授からは虫垂が原発巣で…その際の手術が適切ではなかったためにと言われ…」
「偽粘液種の原発巣が虫垂にあるという確率は確かに高いようですが、しかし奥さんのケースは違います」

ハッとした長谷川は藤木の顔を見た。
「そ、それじゃ…藤木……俺は」
そう言った長谷川に藤木は「奥さんのそばに行ってあげてください、先輩」と声を掛けた。
「藤木…」

長谷川の目からは涙が溢れていた。

――――――――――――――――――――

イースト薬業中央研究所では、病室で慌てる看護師がいた。

「ま…まさか…、誰かッ!八神先生の意識が…」

ベッドに寝たきりだった妙子はわずかに動いていた。

――――――――――――――――――――

長谷川を追っていた刑事の車は目的地に到着していた。

「房総台消化器センター病院…、よしここで間違いない」
「ここに藤木がいるのか」
「ああ、運が良ければご対面だ」
「行きましょう」

刑事たちは車を降りて病院へと向かった。

『逃亡医F』第27話 感想

やりました!長谷川の奥さん・浩子を救うことができましたね。
しかも原発巣は虫垂ではなかった!これで長谷川は藤木に感謝はしても、憎む理由はどこにもなくなりましたね。となれば、長谷川が藤木に有利な証言をすると思われます。
さらにさらに八神妙子が目覚める兆しが表れています。
いよいよ次回が最終話!全てが解明され事件は解決に向かうのでしょうか?結末はいかに?

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