成田凌主演ドラマ『逃亡医F』の同名原作漫画、第19話のネタバレをご紹介します!
<『逃亡医F』漫画第18話のおさらい>
久保田のから預かった預金通帳を別れた娘に手渡すため、藤木と理子は離婚した奥さんを訪れるが受け取ってもらえなかった。
病院に戻り久保田に報告すると久保田は生きることすら諦めたようなことを匂わしたことで、藤木に自分勝手だと責められる。
担当医に内視鏡手術を提案するが聞き入れてもらえず、久保田に了承を得て、理子の協力の元で手術室を使い藤木が手術を執刀する。
無事に手術を終えた久保田は、ホテルの厨房に戻り娘の披露宴で料理を振る舞い、奥さんと娘は、久保田が料理を手掛けてくれたことに気が付くことができた。
『逃亡医F』第19話ネタバレ:日本に戻ってきた妙子の兄に狙われた藤木が東京で遭遇!藤木の運命は?
無精ひげで身なりもキレイではないカメラを抱えた大男が一年ぶりに日本に戻ってきた。その大男は、成田空港からタクシーに乗って帝都医大付属病院に向かい、帝都医大付属病院に着くと自分は兄だと名乗り八神妙子を呼び出した。
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熊本県の清新中央総合病院でクリーンスタッフとしてアルバイトをしていた藤木は、掃除の最中、新聞の訃報広告で恩師の三井教授の訃報を知ることになり、自分がどうするべきか悩んでいた。
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三井教授は、藤木が恩人だと思っている大切な人物だった。
藤木が医学生時代の卒業間近で病理と臨床のどちらに進むか迷っていた時に外科医を志すきっかけを作ってくれたのが三井教授だ。
三井教授は、藤木の手先の器用さから外科医に適していることを見抜いており、藤木が外科医に進むよう勧めてくれていた。
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帝都医大付属病院の応接室に通された八神は、妹の妙子が植物状態になっていることを聞かされる。
妙子の唯一の身寄りであった兄だったが、フリーカメラマンで世界中を旅していたことで病院側としても音信不通で連絡することができなかったというのだ。
八神は藤木にも会ったことがあり、妙子の研究の良き理解者だと聞かされていた。
それゆえにどうして妙子が殺されそうになったのかを追求した。
病院関係者は、妙子の新薬開発が絡んでいるという噂を話した。
噂の内容は、藤木が妙子に協力するフリをして近づき、研究成果を自分のものにしようとして妙子を殺そうとしたのが動機なのではないかというものだった。
さらにイースト薬業が妙子のケアをしていることがその裏付けになるのではないかと聞かされた。
「そいつが事実なら、なんて卑劣なヤツなんだ」
八神は込み上げた怒りを抑えることができなかった。
その時、八神に説明していた病院関係者への伝言が入った。
「あの…、お話し中に申し訳ありません。三井教授の告別式の件で業者さんが打ち合わせをしたいと…」
「分かった、すぐに行く」と答えた関係者に八神が「三井教授の告別式?」と質問した。
関係者は「ええ、本学の名誉教授です」と教えてくれ、三井教授の功績についても話してくれた。
「先生は生涯を医学の進歩のために尽くされた方ですからね。明日が告別式ですが、おそらく何百人という教え子が参列するはずです」
「だったら藤木も顔を出すんじゃないのか」
八神はふと思った疑問を投げ掛けた。
「ま、まさか…、殺人未遂で逃亡中の男が…」という関係者だったが、八神は(可能性はある!)と考えていた。
(俺が受けたあいつの印象はどっちかと言うと浪花節気質の人間だった。手掛かりがない以上そいつに賭けてみる価値はあるはずだ)
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妙子に会おうと八神はイースト薬業 中央研究所に来ていたが、入口で警備員に足止めされていた。
偶然通りかかった烏丸がその様子に気付き、知り合いとして八神を入所させ「ちょっとお願いしたいことがある」という条件で妙子がいる部屋に案内した。
八神はベッドで眠る妙子を見て愕然とした。
「勘弁しろ妙子、まさかお前がこんなことになっているとは、夢にも思わなかったんだ。約束するぞっ、お前の仇はきっと討ってみせるっ、俺たちはこの世にたった二人だけの兄妹じゃないか!」
八神は烏丸に「教えてくれ、なぜ妹はここの世話になってる?」と問いかけるが、烏丸は「そんなの上に聞けば?下っ端に分かるハズないじゃん」と答えた。
「もちろん聞いたさ……。だが俺は…新薬の臨床試験に協力してもらった礼なんて説明に納得するようなお人好しじゃない!普通に考えても妹のケアには大変な労力と金がかかるはずだ。妹が勤めていた帝都医大付属病院ならともかく、一介の製薬会社がなぜそんな真似をする?」
八神は鋭い質問を投げかけるが、烏丸は「うちに何かメリットがあるからじゃない?おたくが言うように私企業はボランティア団体と違うからね」とあくまで自分は知らないということを強調した。
烏丸からは詳細情報が聞き出せないと思った八神は「そうか…」と言って立ち去ろうとするが、烏丸は「待ってよ、私のお願いも聞いてくれなきゃ」と引き留めた。
すると烏丸は「この試験管にきっちり20ccあなたの精液をちょうだい」と試験管を差し出した。
「な、何?あんた気は確かか?」と戸惑う八神に「あら、これは優秀な遺伝子を未来に残すという崇高な行為なのよ」と当然のように言い放った。
しかし八神は烏丸の依頼に応じるつもりはなかった。
「ふ、ふざけたことを言うなッ、俺はこれから妹をこんな目に遭わせた男を追わなくちゃならない。あんたの冗談に付き合ってる暇はない」
「えっ、それって藤木君のこと?」烏丸の言葉に八神はハッとした。
「あんた藤木を知っているのか?教えてくれヤツはどこにいるんだ!?」
「アイツを捕まえるつもりなの?」
八神は烏丸に藤木の居場所を聞き出そうとした。
「当然だろう、一つ間違えれば妹は死んでいた。しかし藤木はのうのうと逃亡している。警察が当てにできないのなら俺が捕まえるしかない」
(アイツったらこんな大男に目をつけられちゃって…ヤバくない?)
烏丸から居場所を聞き出せないと思った八神は部屋を出て行こうとする。
「いいさ、別にアンタから聞こうとは思わない。とにかく妹を頼む、藤木は俺がとっ捕まえてやる」
意気込む八神に「でもどうやって?」と聞いた烏丸だったが「俺がヤツをどう捕まえようがあんたに関係ない、とにかくその変態趣味に協力するのはお断りだ」と言い残し
研究所を出て行くが、鞄を持ち上げた拍子にポケットに入れていた三井教授の告別式の案内を落とし、それに烏丸が気付いた。
(ふーん、そういうこと、向こうから飛び込んでくれば捕まえられるかもね)
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翌日、三井教授の告別式には多くの関係者が訪れており、その中には八神も紛れ込んでいた。烏丸も告別式に訪れており、周囲に目を光らせていた。
八神が人ごみの中で足を踏まれて悶えている様子を烏丸は見ていた。
(な、何よ、たかが足を踏まれたぐらいで…、待てよそういえば研究所でも足を引きずってたっけ…、ふーん雪男は足が悪いのか)
次の瞬間、烏丸は視線の先に変装している藤木を発見した。
(みっ、見っけぇ~ッ!)
同時に人ごみの中で倒れていた八神も偶然、藤木を見つけていた!
『逃亡医F』第19話 感想
都波先生を追っているさなかでの恩師にもあたる三井教授の訃報で捕まる危険を覚悟で東京に戻った藤木先生ですが、とても義理堅い人格だと読み取れますね。
それにしても本当に危険を顧みない性格なのでいつか身を滅ぼしそうで怖いです。
妙子のお兄さんはそんな藤木の人物像や性格を見抜いていましたが、それが分かるのは、知っているレベルでは考えられないので会っていたり、会話を交わしたりしていないと難しいように思います。
藤木の顔も知っていたことから、妙子は藤木をお兄さんに紹介していたように思いますが、どのような紹介の仕方をしていたのか気になります。(付き合っていたわけでもないようですし、単に自分の研究の理解者として紹介するのも変な気がしますし)
いずれにしても藤木が東京に戻ってきたことで、物語が大きく動いていきそうな予感です。次の展開が楽しみです!
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