逃亡医F原作漫画23話ネタバレ感想!岡部薬品の長谷川先輩の証言がカギ!裏で操る黒幕とは!?

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成田凌主演ドラマ『逃亡医F』の同名原作漫画、第23話のネタバレをご紹介します!

<『逃亡医F』漫画第22話のおさらい>

藤木が救命措置を続けていた都波が息を吹き返したが、その場を離れた藤木は都波と会話することはできなかった。

富樫は藤木を匿い、何とか都波に会わせようと奮闘していた。
迷惑を掛け続けている富樫に藤木は事件のすべてを打ち明ける。

警察から解放された烏丸の協力を得て、女装した藤木は都波が入院している病院を目指す。しかし、病室に都波の姿はなくベッドには辞職願いが置いてあった。

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『逃亡医F』第23話ネタバレ:岡部薬品の長谷川先輩の証言がカギ!裏で操る二人の黒幕とは!?

病院で都波に会うことができなかった3人は富樫が宿泊しているホテルに戻っていた。

「俺が逃亡生活を続けてこれたのも都波先生を見つけ出せばきっとこの状況が変わると思ったからだ。しかし都波先生は姿を消し、証拠になるはずの標本が焼けてしまった以上、もう俺には何の希望もない」
藤木はうつむき、絶望していた。

「バカな…お前は俺のようなヤブとは違い本物の医者だっ!このままお前を指名手配犯になんかできるかっ!」
富樫はこのまま引き下がれないという気持ちを露わにしていた。

そんな状況で烏丸は冷静に他の方法について考えていた。
「ねえ、もう一つ手がある気がするんだけどさ、ほらセンセが新薬開発の情報を洩らしたとかいう相手、そいつを締め上げたらどうかな?」

「そうかっ、その手があった!岡部薬品にいる長谷川というお前の先輩だよ!考えてみれば、お前や八神君以外にこの事件のカラクリを知っているのはその男だろう。もしその人物が証言すれば…」
「そう、それよ!」
「当たってみる価値は十分あるな」
烏丸の一言で、富樫も藤木も新たに一筋の希望を見出すことができていた。

――――――――――――――――――――

イースト薬業 中央研究所の八神妙子のベッド横には専務の峰が来ており、妙子を看ている担当医と話しをしていた。

「いったいいつになれば目を覚ますんだ?」
「何とも言いかねます専務、このまま脳死に至ることもありますし」
「ふざけるな!それじゃ何のために高い金を使ってこの女の世話をしているのか分からんだろう」
「は、はぁ…」
「この女はデータの肝心な部分を記録として残していない。こしゃくにも漏洩を恐れて自分の脳みそに刻み込んでいたんだ。そいつを聞き出すまでは死なせるわけにいかんことぐらい分かるだろう」
「し、しかし専務…」
「泣き言は許さんっ、とにかく一刻も早く喋れるようにしろ!その先がどうなろうが知ったこっちゃない!」
「わ、分かりました」

峰専務は、新薬開発の重要な部分を妙子から聞き出すために看病するよう命じていた。

「それから許可のある者以外はここに入れるんじゃないぞ。この女の存在は超極秘事項だ」
「そ、その件なんですが専務…、実は八神先生の兄と称する人物が訪ねてきまして」
「なに?」
「強引に面会を求めてきたんですが、我が社が彼女を突き落とした藤木医師とグルになって…新薬の研究開発を横取りしたんだと喚いておりました」
「なんだとぉ!?」

妙子の兄は中央研究所に訪れ面会を求めていた。

――――――――――――――――――――

岡部薬品では藤木の先輩である長谷川が、常務の佐々木に呼び出されていた。

「お呼びでしょうか常務」
「ちょっと尋ねるが君のところに藤木から何か連絡が入ってないかね?」
「藤木から?」
「ああ、たった今イースト薬業の峰専務から連絡があった。藤木が東京に舞い戻っているそうだ」
「何ですって!?」

東京にはいないと思われていた藤木の存在を知らせる連絡に長谷川は戸惑っていた。

「危険を顧みず舞い戻ってきたからには何か目的があるはずだ。ひょっとして君に接触でもしてきたんじゃないかと思ってね」
「あ、ありませんっ。藤木とはあの事件が起きる少し前に会ったきりです!」
「それならいい…、分かっていると思うがもし何か連絡があっても無視することだ」

佐々木常務は、長谷川に藤木とは接触しないようにと釘を刺した。

「ところで奥さんの具合はどうかね」
「はぁ、ここのところまた調子が悪いようでして…今日にも東条教授に連絡してみるつもりです」
「そうか、あれは治療法もない厄介な病気だからな、医療費も嵩むし東条教授の特別な計らいがなければ君の奥さんはとうに死んでいたかもしれん」
「あ…、ありがたいと思っています」
「その気持ちを忘れないことだな、もし君がつまらん行動を起こせば会社をクビになるだけじゃなく、奥さんも路頭に迷うことになる、それじゃ君も困るだろう」

長谷川の妻はイースト薬業 峰専務の紹介で関東学館医大の東条教授に治療を受けていた。
佐々木常務が「話は以上だ」と言うと長谷川は部屋を出た。

常務の部屋を出た長谷川は何のために藤木が東京に来ているのか考えていた。
(藤木が東京に戻っている?何のためだ、俺をなじるためか、だろうな…。俺はあいつに何を言われても仕方ない背信行為を働いたんだ)
そう考えながら長谷川は藤木にしてきたことを思い出していた。

――――――――――――――――――――

ある時、藤木と長谷川はバーで酒を飲んでいた。
長谷川は、苦しんでいる人の希望になる薬を開発するのが製薬会社の使命であると考えていた。しかし、自分が働いている製薬会社では研究開発する資金がなく、ゾロ(ジェネリック薬品)を販売していることに不満を感じており、藤木にグチをこぼしていた。

酒に酔っていた藤木は、帝都医大の同僚の女性医師がクラレ薬品と組んで新薬研究をしていることをうっかり話してしまっていた。

その話を知ってしまった長谷川は軽い気持ちで社内で話したところ、勤め先である岡部薬品の佐々木常務、資本関係のあるイースト薬業の峰専務にまで伝わり、峰専務から研究データを手に入れるよう指示されていた。

しかも、長谷川の奥さんの難病を持ち上げて、消化器外科の権威である関東学館医大の東条教授を紹介するということや自信の処遇についての好条件を突きつけ断れない状況に追い込まれていたのだ。

――――――――――――――――――――

(それが人の道に外れると知りながら俺は断ることができなかった。会社のためというだけなら断っていただろう。だが浩子のためという言葉が俺を黙らせた。その結果俺は…、一人の女性医師の研究者生命を断っただけでなく、親しい後輩を逃亡犯にしてしまった)

長谷川は自分のしたことを深く後悔していた。

――――――――――――――――――――

藤木、富樫、烏丸の三人は岡部薬品の社宅に訪れていた。

「ねぇ、この時間じゃその先輩って人、まだ帰宅してないよ」
「奥さんとも顔見知りなんだ、自宅に上がり込んでしまえば、先輩に門前払いを喰わされることもないだろ」

藤木はあえて長谷川が帰ってくる前の時間を狙っていた。

「なぁ、その長谷川という先輩だが、俺は記憶にないぞ」
「ああ、俺とは学生寮で一緒だった。臨床研修が始まる前に家庭の事情で中退したからお前は知らないはずさ」
「なるほど…それでか」
「小児科が希望だったんだ、あのまま大学にいれば優しい人だからきっと子供に好かれるいい医者になったはずだ。製薬会社に就職したのもせめて医療の世界に関わって人の役に立ちたいからだと言っていた」

富樫が知らない藤木の先輩についてどんな人物か教えてくれた。

「そんな人間がどうしてこんな悪事に加担したのよ?」
「………分からない。」
烏丸が鋭い質問を投げ掛けるが、藤木にも答えられなかった。

「岡部薬品では優秀な医薬情報担当者として病院回りをしていたから時々会っていたんだが、あいかわらず正義感の強い人だったんだ。顔を合わせる度に薬品業界のあこぎなやり方を嘆いたり怒ったりしていたしな」

そんな人物像を聞いた富樫が希望を見出そうとしていた。
「行こうぜ、そんな好人物なら誠意をもって当たれば真実を証言してくれるかもな」

『逃亡医F』第23話 感想

ついに黒幕が登場しましたね!まず、イースト薬業の峰専務が元凶のようです。
会社の利益のためには、研究データを盗み、元の研究者を潰してしまえという人を救う仕事をしているとは思えぬ思考です。

そして、岡部薬品の佐々木常務はおそらくそんな峰専務にがっちり掴まれている感じですね。そんな二人に弱みを握られてしまっていた長谷川が泥沼に脚を踏み入れてしまい
抜け出せなくなってしまったという状況です。

長谷川先輩は元々正義感が強いから故、妻を守ろうとした結果なんだろうと思うと
苦しい立場なんだと思います。

それにしても結果的には、優秀な研究者と優秀な外科医を陥れることになってしまったので、長谷川のしてしまったことは許されることではありませんよね。

さあ、藤木は長谷川を説得することができるのでしょうか。

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