ボクシングWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥選手の約2年ぶりとなる国内防衛戦が確実になりました!
2021年12月開催で調整中とのことですが、対戦相手は決まったのでしょうか?
また、井上尚弥選手の目標であるWBC・WBOのベルトを奪ってバンタム級4団体統一王者はいつ実現するのでしょうか。
まずは、年内の国内防衛戦の対戦相手、その先の目標である『バンタム級4団体統一王者』に向けての道のりについてまとめていきます。
約2年ぶり!国内防衛戦の対戦相手は?
井上尚弥選手の12月開催予定の試合での対戦相手は誰になるのでしょうか。
所属ジムの大橋会長は「マッチメークも大詰めです」と語っています。
井上尚弥選手の次の対戦相手はまだ正式には決定していないようです。
目標『バンタム級4団体統一王者』までの道のり
井上尚弥選手は現在、WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者ですが、自身の目標である『バンタム級4団体統一王者』までにはどんな道のりがあるのでしょうか。
その前にまずは、4団体とは何を指すかについてまとめておきましょう。
4団体統一王者の『4団体』って何?
ボクシングをあまり知らない人にとっては「王者って階級ごとに一人じゃないの?」「団体ごとに王者が別なの?」と疑問に思うことがあると思います。
そんな方に向けて『4団体』について簡単に説明します。
海外で試合を行う際には4つの団体のうちどこかに加盟する必要があり、団体によって加盟している国が異なります。
その4団体とは、
- WBA(世界ボクシング協会)
- WBC(世界ボクシング評議会)
- IBF(国際ボクシング連盟)
- WBO(世界ボクシング機構)
となっており、上記4団体のそれぞれの階級にそれぞれの王者がいます。
2つ以上の団体で王者になった選手を『スーパー王者』、『統一王者』と呼ばれています。
また、4団体すべてのチャンピオンベルトを持つことを『絶対王者』とも表現されます。
つまり、井上尚弥選手が目指しているのは、上記4団体のチャンピオンベルトを自分のものにして、バンタム級で世界一強いということを証明したいということになります。
4団体それぞれの王者
現在の4団体のそれぞれの王者をまとめました。
- WBA バンダム級 スーパー王者:井上 尚弥(大橋)
- WBC バンダム級 レギュラー王者:ノニト・ドネア(フィリピン)
- IBF バンダム級 王者:井上 尚弥(大橋)
- WBO バンダム級 王者:ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)
WBO世界バンタム級王者カシメロの挑発
WBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が、井上尚弥選手に対して挑発的なコメントを残しています。
「あいつはドネアと同じで俺を恐がっている。あいつが契約を結べるものならやろう。なんで逃げてるのかは分からないけど、いつだって戦ってやる。イノウエとドネア。要するに全員ビビってるんだよ」
「俺はいま、この階級で最強なんだ。これは誇り高きことだし、紛れもない真実だ。なぜあいつらが俺と戦わないのかわからないけど、俺は絶対にあいつらを叩きのめすよ。ドネアとイノウエだ」
引用元:Yahooニュース
これに対して、井上選手も激怒しており自身のツイッターで以下のコメントしています。
なぜ良い子ちゃんでいなきゃいけない?皆の井上尚弥のイメージは聖人君子かな?ここまで煽られ過激な挑発され生放送で中指立てられなぜ黙っとかなきゃいけないのか?発言に色々言う人はいるがこれはカシメロとの個人間の発言。売られた喧嘩は買うだけ。試合組んでください。
— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) August 17, 2021
WBA・IBF王者井上尚弥 対 WBO王者カシメロはあるのか
以前から両者の対戦が熱望されていましたが、現在までに実現されていない経緯はこうです。
2021年8月にWBC王者ノニト・ドネア、ジョンリエル・カシメロの対戦が予定されており、この対戦の勝者が井上選手と対戦すWBO王者るというのがスムーズな流れとされていました。
しかし、カシメロがドーピング検査拒否を示唆したことを引き金にドネアが試合をキャンセルしたのです。
結局8月14日の試合は、ドネアではなく同級4位のギジェルモ・リゴンドー(キューバ)と戦うことになり、カシメロが判定で勝利しています。
そんなカシメロの次戦はドネアとの対戦交渉が進められてきたのですが、ドネアはこれまでカシメロに対戦を拒否されたと主張しており、交渉は難航しているようです。
そうこうしているうちにWBOからカシメロと同級1位ポール・バトラー(英国)の両陣営に指名試合を行うよう交渉指示を出しています。
また、ドネアの方もWBCから次戦で暫定王者レイマート・ガバリョ(フィリピン)と指名試合で対戦するよう通達を受けたためカシメロ対ドネアの実現はもう少し先になりそうです。
この報道を受けて井上選手は次のようにツイートしています。
ドネアとカシメロは12月にやるならとっとと正式に決定させて実現させてほしい。
4団体統一が遠のくのは勘弁。
でなければ1人ずつ戦ったっていい。— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) September 17, 2021
井上選手としては、どっちでもいいから早く戦いたいというのが本音でしょう。
どちらにしても、ドネア、カシメロの両者とも指名試合をこなしてからでないと井上選手と対戦はないようです。
まとめ
井上選手は『バンタム級4団体統一王者』に目標を定めてトレーニングしていると思いますので、まだまだこれからの動きにも注目ですね。
そしてまずは、12月の国内試合に注目が集まっていますので、こちらは要チェックです。
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